かすてぃら

著者 :
  • 小学館 (2012年4月5日発売)
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本棚登録 : 317
感想 : 68
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エッセイなのかな?・・・と思って手にしたのですが
本の解説には「自伝的実名小説」と。。。
なんじゃそりゃ?と思い読んでみたら、小説仕立ての
やっぱりエッセイでした(笑)

さだまさしという、繊細かつ大胆でユーモアと才能あふれる人物が
どのようにして出来上がったのか、
この本を読むとそのルーツがわかります。
今は亡き、さださんの父について書かれたこの本は
豪快且つ正義感にあふれた男の、
昭和を生き抜いた一代記でもありました。

自分が損をすることにばかり、異常に神経質な今の世の中では
もう決してこういう人物は輩出されないんだろうなぁ。。。
そう思うと、ちょっと淋しかったりもするのでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(男性作家)
感想投稿日 : 2016年4月23日
読了日 : 2013年1月23日
本棚登録日 : 2016年4月23日

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