初期作品群を改めて読むと、多くの小松左京さんの作品の根底には、戦時の暮らしの体験が色濃く込められている。もう少し年齢が進んだら、自分も戦場に出て死ぬのだと思って暮らしていた10代。それが突然肩透かしに終わり、手のひらを返した様な世の中がやってくる体験。
いま、読んでよかった。
後半の短編集は、こんなに星新一ばりの作品も多かったのかと再発見した気持ちになりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年12月22日
- 読了日 : 2023年12月22日
- 本棚登録日 : 2023年12月22日
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