ウッドストック行最終バス (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 4-1)

  • 早川書房 (1988年11月1日発売)
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本棚登録 : 625
感想 : 65
3

20世紀中ごろのイギリスのミステリー小説。

あまり時代背景を描くことには力入れておらず、最新の機器が無く、タイプライターや手紙が登場することを除けば、いつの時代でも解釈は可能。

モース警部の想像力は逞しく観察眼は鋭いが、怒鳴るし会話は成り立たないし、「勤務中だから」って部下にはアルコールを与えずにじぶんだけ飲んだり、聞き込みを理由に好きな女性のところへ行ったりと、結構自分勝手で嫌なやつ。
その上、推理は間違ってたり、偶然ヒントを手に入れたり、キャラクターとしてはなかなか興味深い人。

この人あってのミステリーと言える。

まさに、テレビドラマの主役ですね。
(「主任警部モース」「刑事モース(モースの若い時)」が、実際にシリーズ化された)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外ミステリー小説
感想投稿日 : 2023年10月17日
読了日 : 2023年10月17日
本棚登録日 : 2023年9月15日

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