音大生のための本だが、専門教育を受けていたり
何かに打ち込んでいる人なら、読んでおいて損はない。
著者の語り口はソフトながら、言うことはかなりシビアで現実的。
音大卒ではない著者だからこそ正直に書けることも多い。
さらっと読んでしまうだけだと、反感を覚える人もいるだろう。
しかし、要は「専門分野を持ったうえでどう生きるか」ということを細かに書いているわけで、
口調は厳しいが著者の誠意は伝わってくる。
ちなみに、これを武蔵野音大の協力のもと
出版するというのは物議を醸しそうだ。
それだけ、音大側のキャリアに対する考え方が
時代に合わせて変わってきているということなのかもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2015年2月2日
- 読了日 : 2015年1月25日
- 本棚登録日 : 2015年1月25日
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