まさに、この面白さは忍法!!
安房里見家に代々伝わる家宝の球“忠孝悌仁義礼智信”が“淫戯乱盗狂惑悦弄”にすり替えられてしまう。
それらを取り戻すべく八犬士の末裔達が奮起する。
残酷淫猥、されど嫌らしさを感じさせない爽快感。
結びの美しさ、謐かさ。
さらに、それとなく滝沢瑣吉(馬琴)を登場させてしまうところなど、細部まで凝った一冊である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年4月26日
- 読了日 : 2016年5月1日
- 本棚登録日 : 2011年4月25日
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