一言で言えば、日本版「罪と罰」なのかもしれない。
初期の場面で‘私’が様々な人間と関わるが、その人間達の過去の話はスティーブンキング小説のような日常の中に潜むリアルな狂気を感じさせる(狂気、恐怖、畏怖、似合う言葉がみつからない)
アメリカ捕虜の人体実験に関わる主な人間のバックグラウンドと内心の描写が秀逸で、まさに罪と罰のようななんとも言えないなんとなく黒く粘っこいような作品だと感じた。
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- 感想投稿日 : 2022年8月7日
- 読了日 : 2022年7月26日
- 本棚登録日 : 2022年7月26日
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