新装版 海と毒薬 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年4月15日発売)
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本棚登録 : 2580
感想 : 208
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一言で言えば、日本版「罪と罰」なのかもしれない。

初期の場面で‘私’が様々な人間と関わるが、その人間達の過去の話はスティーブンキング小説のような日常の中に潜むリアルな狂気を感じさせる(狂気、恐怖、畏怖、似合う言葉がみつからない)

アメリカ捕虜の人体実験に関わる主な人間のバックグラウンドと内心の描写が秀逸で、まさに罪と罰のようななんとも言えないなんとなく黒く粘っこいような作品だと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月7日
読了日 : 2022年7月26日
本棚登録日 : 2022年7月26日

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