マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-10)

著者 :
  • 早川書房 (2010年10月8日発売)
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本棚登録 : 1582
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冲方丁作品は先に『天地明察』、『光圀伝』を先に読んでいて、どちらも素晴らしかったので、元々SFが本業だということに驚いた。

『マルドゥック・スクランブル』は3冊組で、①はいかにもSFという感じの戦闘モノの色が強い。著者の言葉選びは面白いと思う一方で、ちょっと中2感がすぎるなと感じる時もあって、その辺はちょいと寒いかなと。
ただ②、③は戦闘より、ギャンブルのシーンが長く、ここがとにかく面白い。SFらしく特殊能力を使っているものの、それを凌駕するほど強いディーラーとの戦い。

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“撃ったら引く(ヒット・アンド・ラン)。プレイヤーいつも不利な条件だから。自分よりも強い相手と戦うための戦法。”

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フィクション
感想投稿日 : 2018年12月31日
読了日 : 2018年9月21日
本棚登録日 : 2018年9月21日

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