スイス時計の謎 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年5月16日発売)
3.54
  • (110)
  • (260)
  • (458)
  • (15)
  • (4)
本棚登録 : 2515
感想 : 185
3

作家アリス国名シリーズ短編3+中編2。トリックは手堅いが今回は全体的に印象が軽いのはこの形式で収録されているせいか。初めから読んでいる身としては以前にさらっと語られてた2人の出会いのエピソード「あるトリックの蹉跌」は嬉しい。原稿途中で犯人を当てる火村先生の組み上げ方が面白い。表題作は倒叙物で犯人視点が新鮮。「船長が死んだ夜」「トロッコの行方」は安定して綺麗に纏め上げられていて好み。最後に新たな視点が示される前者とある意味暴走の果てな後者。ある意味真逆なんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2021年8月5日
読了日 : 2021年8月2日
本棚登録日 : 2021年8月5日

みんなの感想をみる

コメント 2件

111108さんのコメント
2021/08/07

おじょーさんさん、はじめまして。
いつもレビュー楽しく拝見してます。
これから読みたいミステリーの参考にさせてもらってます!

フォローしてる人のしかタイムラインで読めなくなったみたい?なので、今更ながらフォローさせていただきますね。
よろしくおねがいします♪

おじょーさんのコメント
2021/08/07

初めまして。フォローありがとうございます。
最近他の人のレビュー、見にくくなりましたよね。
こちらこそ今更になりましたがフォローさせていただきました。
よろしくお願いします。

ツイートする