連載をまとめた一冊で書かれたのは1987年。歌壇の巨匠による入門書。文体が独特なのは、膨大な日本語を精査しながら読み続けてかつ詠み続けた結果なのだろうなあ。「短歌は難しくない」という考え方に真っ向から反対して「困難な道であります」と言い切る姿に、言葉を生業にしている人の覚悟を感じました。読み手にも対峙する覚悟が要ります。でもその分、得るものは大きいです。
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- 感想投稿日 : 2013年1月4日
- 読了日 : 2013年1月4日
- 本棚登録日 : 2013年1月1日
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