ビアカフェのマスターに勧められて2014年にAmazonで購入。一読したときはピンと来なかったが、再読してみれば、なかなか良いことが書かれている。
しかし、『「考える力」をつける本』というタイトルが悪い。このタイトルから連想するような特定の思考法ではなく、「僕はこんな風にものを考えて記事を書いてきた」というエッセイなのだ。
そして、興味深いのはAmazonのレビューで著者がボロカス書かれていることだ。内容が薄いとの指摘から人間が薄っぺらい、その人生が薄っぺらいとまで指摘されている。そこまで言うことかと正直思う。『呪いの時代』(内田樹)である。
「学び取れるものがあったら学び取ってね」というふんわりした内容では、読者には伝わらない。
明確な内容を噛み砕いて説明しない限り、高評価が得られない時代になっていることが分かる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思考
- 感想投稿日 : 2021年10月29日
- 読了日 : 2021年11月28日
- 本棚登録日 : 2021年10月29日
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