千利休とその妻たち(下) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1988年3月30日発売)
3.84
  • (29)
  • (62)
  • (48)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 374
感想 : 41
4

下巻には利休が秀吉と出会いその茶頭となり、世に名を馳せ、切腹でその生を終えるまでがドラマチックに描かれており、ページを捲る手が止まらず一気に読み終えた。利休と秀吉の立場や心境の変化、利休の立場が上がるにつれ生じる秀吉の側近との摩擦、おりきと心の通った夫婦関係、茶の湯を通して築いた師弟関係、そして茶の湯に対する真摯な姿勢が三浦綾子氏の筆で鮮やかに描かれている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年10月20日
読了日 : 2021年10月19日
本棚登録日 : 2021年10月20日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする