無限の網―草間彌生自伝 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年3月28日発売)
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読む前は病気の影響で偏執狂的に水玉を描くアウトサイダーアーティストみたいなイメージを持っていたが実際にこれを読むと野心的に評価を求めてきたアーティストということがわかりイメージが一新された。作品内で引用されている評価を見ると海外の評論では病気ではなく作品を評価しているのに対し、浅田彰の評論では主に病気に触れているのが国内外におけるアート観の違いというか草間彌生に対する評価の違いなのかもしれないと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月16日
読了日 : 2024年3月16日
本棚登録日 : 2023年6月26日

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