透明人間は204号室の夢を見る

著者 :
  • 集英社 (2015年5月1日発売)
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本棚登録 : 295
感想 : 52
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これは確かにグレーな成長物語だった。
実緒の言動行動はマジで褒められたものでは無い。でも、なんかそこに至っちゃうのも分かっちゃうんだよね。私もコミュ障だからですかね。
自分を透明人間だと思い込むっていう発想は独特で不思議。これも実緒なりの心の自衛だったんだろうか。
実緒が少しずつ成長して行けたのは確実にいづみと春臣のおかげで、どうかこのまま上手くいってくれないかなと思わざるを得なかった。でも、これである意味よかったのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年8月14日
読了日 : 2023年8月14日
本棚登録日 : 2023年8月6日

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