これはほんと……「無理」。笑
ずっと降り続いてる雪がこの町から出られない檻のようだと感じた。しんどすぎる。
田舎ならではの閉塞感とか、どう転んでも絶望みたいな環境がすごいよく描かれてる。田舎の富裕層、一流って都会の中流層であり三流なんだよね……。
ここの登場人物は市議会議員の山本を除き、『田舎の』中流層〜貧困層の人達。慎ましく普通に生活していたはずなのに、なんか知らないうちに蟻地獄みたいにどんどん堕ちていく。
頭文字とっただけとはいえ『ゆめの』という市名があほらしく感じてしまう。夢も希望もありゃしない。
生活保護とか詐欺セールス、新興宗教とか色んな闇が描かれてて面白かったなぁー。
500ページ越えだからなかなか骨の折れる読書だったけど、一章一章が短めなので読みやすくはあった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年2月14日
- 読了日 : 2024年2月14日
- 本棚登録日 : 2023年8月16日
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コメント 1件
れにさんのコメント
2024/02/15