アナスタシア: 消えた皇女 (角川文庫 ラ 6-1)

  • KADOKAWA (1998年7月25日発売)
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本棚登録 : 68
感想 : 5
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読みやすい。
ロシアの最後の皇帝、ニコライの娘、アナスタシアの一生。
一家惨殺のところとか、痛ましくて読むのが辛い。
アナスタシアは、あんなことがあったのではエキセントリックになるのは無理ないと思いつつ……ときどきイライラする。まわりに庇護されているだけの姿に。自分が自分であると主張することが一生だなんて。
そして、彼女がアナスタシアであったかどうか、っていうのも、実際、わからない。
彼女だけの持ちうる記憶とかもあったと思うけどなあ…。何か、決めてになるものはなかったんだろうか。いまからでもDNA鑑定とかできないものか。
支配階級が崩壊し、変化していく様子が切ない。


追記。
ネットで調べたら、DNA鑑定されていました。
彼女が死んだ後に。
この本に出てくるアナスタシアはなりすましだったようです。
じゃあ額の傷とか外反母趾とかは何なんだ。偶然?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2012年2月13日
読了日 : 2012年2月13日
本棚登録日 : 2012年2月13日

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