散り椿 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年12月25日発売)
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本棚登録 : 1047
感想 : 103
5

久しぶりに最初からぐいぐい引き込まれる文章とあらすじに出会い、1日で読んでしまいました。
登場人物のキャラクターもきちんと描かれていて、しかもみんな魅力的で(私は采女が好きでした)
お話もしっかり作り込まれていて、最後まであっという間に読んでしまいました。
でも、この間の瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」といい
全てがハッピーエンドではない本は読んでいてちょっと辛いです。今回も采女も亡くなり、新兵衛もまた何処かへ行ってしまい、とても寂しい気持ちが残りました。
采女とお義母さんの和解させてあげて、できれば里美さんと采女を取り持ってあげて欲しかったなぁ。
この先、藤吾がメキメキ政治手腕を発揮して、お殿様の片腕となり、良い国を作ってくれることを願っています。
そのための散り椿、でもありますよね…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年3月10日
読了日 : 2020年3月10日
本棚登録日 : 2020年3月10日

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