新書708 負動産時代 マイナス価格となる家と土地 マイナス価格となる家と土地 (新書708)
- 朝日新聞出版 (2019年2月13日発売)
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バブル時代、必ず値上がりすると教えられた不動産。今じゃ、相続放棄や所有者不明の土地、空き家が日本中に存在する。日本の不動産はもはや「負動産」となってしまった。
本書は、そんな負動産事情を象徴するリアルの取材録。管理組合も修繕積立金もないマンション、一等地なのに所有者不明で誰も利用することができない土地、ゼロ円でも買い手がつかないリゾートマンション、などなど。
こうした問題をどうやって、誰が解決すべきか。やはり、政府・行政しかないだろう。不動産の所有権について、一定期間の行使がなければ、所有権を放棄したものとみなしてしまう。もはや、それくらい極端で強引で共産主義的な対応が必要なのでは。
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教養
- 感想投稿日 : 2019年4月20日
- 読了日 : 2019年4月20日
- 本棚登録日 : 2019年4月20日
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