平成元年から20年間の日本宗教史を新興宗教中心に解説する。
平成の始まりとともに注目されたのは麻原彰晃率いるオウム真理教。彼らは宗教団体というより、サリンを使ったテロ組織。そして、オウム真理教がなぜサリンを製造し、松本市や地下鉄でバラ撒いたのか。その動機は未だに不明。このオウム真理教の印象があまりに強すぎて、日本では「新興宗教=危険」になってしまった。
そのオウムを反面教師として台頭したのが、創価学会。教祖の池田大作は麻原のように表舞台に出ず神秘性を維持し、過激思想にも走らず、政界への進出も果たす。
良くも悪くも、この20年の日本宗教史はオウム真理教と創価学会の2代巨頭の歴史だった。
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カテゴリ:
雑学
- 感想投稿日 : 2019年1月25日
- 読了日 : 2019年1月25日
- 本棚登録日 : 2019年1月25日
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