やり残したこと

著者 :
  • ロッキング・オン (2015年4月23日発売)
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感想 : 4
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北野武著「やり残したこと」という意味深なタイトルに惹かれて読んだのだが、渋谷陽一編集による北野武自叙伝シリーズの1冊であった。なんだか、騙された気分。

だけど、日本芸能界の現役巨人、北野武が過去の自分と芸能界について、赤裸々に語っているという点では貴重だ。個人的には「元気が出るテレビ」や「スポーツ大将」、「たけし城」、「ウルトラクイズ」など自らが企画・出演した数々のヒット番組の裏話が興味深かった。リアルタイムで見ていた世代としては、今の時代にはないその時のおもしろさ、バカバカしさを思い出す。あの頃のテレビは今よりも絶対に面白かった。

そして、ダチョウ倶楽部の熱湯芸は番組監督、北野武による緻密な演出だったそうだ。

と、世界のキタノ、漫才師ビートたけしの頭のなかをのぞくことができ、話題も豊富なロングインタビュー本。なんだけど、あまり意味のない写真で、露骨に増ページをしているのがもったいないし、残念だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 感動モノ
感想投稿日 : 2015年8月16日
読了日 : 2015年8月16日
本棚登録日 : 2015年8月16日

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