電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年4月15日発売)
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本棚登録 : 2516
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電子書籍についてのさまざまな興味あることが説明されている。
必要性、アテンションエコノミーに有効である。現在、米国では図書館の主導により、書籍の電子化が進んでいる。グーグルBOOKがビジネスでの利用目的の先人を切ったが、著作権の問題があり、図書館に引き継がれることになった。
有効性、セルフパブリッシング、自ら発表(印刷して出版も)出来る。日本の出版業界の「売れないから、出版する」というジレンマから、抜け出す方法である。良書を育て、悪書を駆逐する手段ともなる。
出会い、本との出合いの機会にもネットが活用される。また、ネット利用のスキルがなければ、生き残れない。SNSやブログの活用、インフルエンサーの利用など。コミュニケーターとして読者をともに、結末までの一体感を味わう。また、作品とは、著作物のみではなく、作者の発言や行動も、すべてが一連の作品であるとする。

ビジネス書(自己啓発書)の使い捨て可能なものでは、必要な部分を切り取る利用法で、非常に有効だと考える。
作者の全てがアートであるとの考え方も分かるが、それでは“謎”がなくなってしまいワクワクしない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コンピュータ情報
感想投稿日 : 2013年8月15日
読了日 : 2013年5月9日
本棚登録日 : 2013年5月2日

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