くさいはうまい (文春文庫 こ 36-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2006年7月7日発売)
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本棚登録 : 151
感想 : 10
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ご存じ小泉武夫教授の発酵食品エッセイ.
『もやしもん』のブームで,若者にも読まれる機会が増えたんじゃないかと思うジャンルの中心的人物(一般向け書籍に限る).
ただし,氏の書籍は各社から大量に出版されており,どの書籍を最初に手にするかで,2冊目を買うかどうかが分かれそうだ.
本作はより一般向けに書いたせいか,特に『〜ですなぁ』という表現を頻繁に使っているのだが,ちょっと違和感を感じる.
最初に読んだのが『珍食奇食』で,そのイメージで本作を読んだためかもしれないが.
また,僕の読み方が悪いせいだと思うが,ざっと読んだ限りでは,他の作品との差別化が図られておらず,ネタをリサイクルしているような印象を受けた.
酵食品同様,熟成したネタを一つ一つ丁寧に扱って欲しい気がする.

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 食関係
感想投稿日 : 2008年12月19日
読了日 : 2008年12月19日
本棚登録日 : 2008年12月19日

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