本当はひどかった昔の日本: 古典文学で知るしたたかな日本人

著者 :
  • 新潮社 (2014年1月17日発売)
3.59
  • (7)
  • (40)
  • (27)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 443
感想 : 44
2

「昔はよかった」という言葉はよく聞くのだが、それは本当なのか。実は昔はひどかった、ということをひたすら証明しようとする本。
確かに、昔の書物では、子殺し、妻殺し、虐殺、姥捨て……などなど、ひどいことが書かれているのだが、その時代人たちの心理、社会の背景など、現代とはかなり異なっているのを差し置いて、「ほらね。昔からひどいことやってたんだから。」と誇らしげに語るのは、いまいち響いてこなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2023年6月10日
読了日 : 2023年6月9日
本棚登録日 : 2023年6月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする