読み終わってしまいました。
最後は涙なしでは読めなかったです。苦笑
この物語は、ユナがいてくれるから、
辛い場面でも救われました。
たくさんの偶然、奇跡が重なり
人の想いや愛が命をつないでいく。
「鹿の王」という言葉の意味も、
やっと明かされました。
それにしても上橋先生の作品は、
難しい言葉は使わず、
アホな私でも情景が思い浮かび、
登場人物たちが動き出す。
そして、物語の内容は深くて重い。
武器にされた動物、
人間と共に戦場に駆り出される動物、
読んでいて胸が痛い場面もたくさんありました。
人間の業というか、
本当に現代の私たちに迫ってくるものがります。
緑の中で深呼吸したときの匂いや空気、
誰かの温かい気持ち、悲しい気持ち、
いろんなものが押し寄せてきて、
読み終わったあとは、放心状態でした。苦笑
願わくば、ヴァンが心穏やかに、生きていてほしい。
そしてそのそばには、大切な人や動物たちがいてほしい。
こんな気持ちになれるから、読書はやめられません。苦笑
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
上橋 菜穂子
- 感想投稿日 : 2022年9月19日
- 読了日 : 2022年9月19日
- 本棚登録日 : 2022年9月19日
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