江戸で直心影流の修行を積んだ、豊後関前藩の剣の達人「坂崎磐音」が、陰謀に巻き込まれたてムニャムニャあって藩を出て、江戸に流れ着く。深川の長屋に暮らしながら、生活のためにいろいろな仕事を引き受けるうちに、その腕と人柄を周りの人たちに認められて・・・。というサーガの第一弾。脱藩ではなく、家出に近いため、国元の追手に追われたりはしない。そのため主人公にそこまで悲壮感が無いのがいい。江戸の浪人の暮らしぶりとか、様々な職業の内情とかが詳細に描かれていてそれも楽しめる。若干、名探偵コナンかよ!と突っ込みたくなるぐらい様々な事件に巻き込まれすぎな印象もあるが、エンターテイメントとして許容範囲だろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2019年2月11日
- 読了日 : 2019年2月11日
- 本棚登録日 : 2019年1月29日
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