6編の短編からなります。その題名は、
・キャンディ・イン・ポケット
・ジャムの果て
・空に根ざして
・五つ星をつけてよ
・ウォーター・アンダー・ザ・ブリッジ
・君に落ちる彗星
どれも、わかりやすい文章で、感情移入しやすい話ばかりでした。
友情を信じられない女子高生を扱った「キャンディ・イン・ポケット」が私は一番気に入りました。
この作家の小説読むの初めてだったし全く先入観がなかったので、怖い話なのか、ハッピーエンドなのか想像できず、ドキドキしながら読み進めました。
そして、最後の着地点、「こうきたかー」と思いました。よかったです。
「ジャムの果て」は、夫に先立たれた老いた母と、離れて暮らす娘や息子の話です。私にも夫に先立たれた母がいるので、身につまされる話でした。でも最後のシーンはあまり感情移入できず、疑問符が頭の中にいっぱい現れました。
全体を通して、ブログや、SNSなどが普通に出てきて、今の時代の空気感がよく出ていると思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
その他小説(女性主人公)
- 感想投稿日 : 2017年4月7日
- 読了日 : 2017年4月7日
- 本棚登録日 : 2017年4月7日
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