トリック自体は凡庸なもので自分でもすぐ分かった。伏線もだいぶ分かりやすく配置されてはいた。もっとも犯人が誰なのかは最後まで分からなかったが、あれを証拠とするのもいかがなものかとも思う。
それでもかなり面白く読めたのは、作者の前書きや島田荘司さんの解説からこの作品の背景を頭に入れることができたからだろう。
特に島田さんの解説を読んで歌野さんの作品をもっと読みたいという気持ちに強くさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年5月3日
- 読了日 : 2012年5月3日
- 本棚登録日 : 2012年5月1日
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