ビヨンド・エジソン

著者 :
  • ポプラ社 (2009年9月16日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 21
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科学者になりたい、幼い頃にそんな夢を持った人はけっこういると思う、ボクもそんな一人でした。本書は、12人の博士たちの最新の研究と、なぜ研究者になったのかを、彼らに影響を与えた書物を通して紹介している。博士達の研究範囲は実に様々、アフリカの熱帯病の治療薬の開発だったり、古生物学、地震予知、“はやぶさプロジェクト”とその一つ一つが面白かった。(ニパウイルスの治療薬の開発に援助してあげたら、きっと尊敬されるぞ日本政府)しかし、より興味深かったのが、博士達が研究者になり、テーマを見定め、その研究を続けて行く過程。女性ゆえの就職難、指導教官、予算、国家間の機密問題、多くの困難を克服して結果を出して行くのは、パチパチですね。こういう人たちがいる限り日本は大丈夫って思いたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: オヤジのタメになるかも
感想投稿日 : 2010年8月30日
読了日 : 2010年8月29日
本棚登録日 : 2010年8月29日

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