恒川光太郎、連読み四作目。角川ホラー文庫刊行作品では、ラスト。
ラストにして、特大ヒット。
『夜市』と甲乙付けがたい大好物作品。
『夜市』(『風の古道』含む)での和風幻想怪奇の世界、恒川ワールドをさらにコッテリ煮詰め、長編に仕上げている。
「風わいわい」等の語感センスも素敵だ。
各章、その〈〉にある人物の視点で描かれ、クライマックス前辺りから収束していき、ユックリと点は線へとなってゆく。
個人的には、繰返し読みたくなるタイプの作品。再読時は時間とって、一日での一気読みに挑みたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年3月26日
- 読了日 : 2014年3月26日
- 本棚登録日 : 2014年3月20日
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