雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年8月25日発売)
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本棚登録 : 1936
感想 : 166
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恒川光太郎、連読み四作目。角川ホラー文庫刊行作品では、ラスト。
ラストにして、特大ヒット。
『夜市』と甲乙付けがたい大好物作品。
『夜市』(『風の古道』含む)での和風幻想怪奇の世界、恒川ワールドをさらにコッテリ煮詰め、長編に仕上げている。
「風わいわい」等の語感センスも素敵だ。
各章、その〈〉にある人物の視点で描かれ、クライマックス前辺りから収束していき、ユックリと点は線へとなってゆく。
個人的には、繰返し読みたくなるタイプの作品。再読時は時間とって、一日での一気読みに挑みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年3月26日
読了日 : 2014年3月26日
本棚登録日 : 2014年3月20日

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