さよなら渓谷 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年11月29日発売)
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幼児殺害事件と尾崎と里美の間に起きた決して忘れることのできない過去から、それぞれが歩んできた2人。うだるような暑さの描写や男性からの視線が印象的だった。当時いた同級生の1人は、社会的地位にいて女性のこと、そんな風に思ってたのがいると思うと虫酸が走った。決して幸福とは言えない人生を送る被害者。
尾崎と立花里美が一緒に暮らしてる?2人にはもう何もない…池袋の映画館で「許して欲しいなら死んでよ」から結末が展開していった。話しの内容は理解しがたいけど、不思議と惹き込まれてしまうのは吉田修一さんだからなのでしょうか。 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年12月15日
読了日 : 2021年12月15日
本棚登録日 : 2019年3月29日

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