土族とか華族とか平民とか、私の知ったことじゃないですよ。
人々の心情がうまく表現され、とても熱くなった、身分を隠し生きてきた丑松、息子の事を思いひっそりと暮らし死んでいった父、自分でみせていたであろう父の幻覚を消し去り、床に手をつき告白する場面など息をのんだ。
ラストは身分差別など関係なくその人自身の生きかたに優しい未来がみえる形がえがかれており重い内容でありながらも読後感がさっぱりする作品。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
漫画で読破シリーズ
- 感想投稿日 : 2010年8月29日
- 読了日 : 2010年8月29日
- 本棚登録日 : 2010年8月29日
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