禅が教える 人生の答え (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所 (2013年2月17日発売)
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感想 : 15

禅の考え方における生きてから死ぬまでの使命を説いてくれています。家族の在り方、生におけるプライドとは何か、ふとしたときに思い出したい言葉が詰まっています。この本を読んで、こう思う自分を子供達に残していきたい。
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・誰かと比べることなく、不要な情報にも振り回されないで、しっかりと自分自身の生き方に合うものだけを見ればいい。自分ができること。自分が本当にやるべきこと。その尊さにこそプライドを持つ。
・無罪の七施(ななせ、七つの心)
 ①眼施(がんせ。常にやさしい眼差しをもって人に接する
 ②和顔施(わげんせ。にこやかな顔で人と接する)
 ③言辞施(ごんじせ。やさしく温かい言葉を投げかける)
 ④身施(しんせ。できる限りの奉仕を行う)
 ⑤心施(しんせ。他人のために心を配る)
 ⑥床座施(しょうざせ。自分の席や場所を譲ってあげる)
 ⑦房舎施(ぼうしゃせ。自分が住んでいる家・場所を提供する)
・同じ価値観を共有する人と一緒にいる。その安心感と安らぎを得るために、人は結婚する。
・親は自分が生きてきた道を書き残しておく。子供はそのノートを胸に抱くことで、生きる勇気が湧いてくる。
・お墓は亡くなった人と残された人をつないでくれる「場」。「心の居場所」をもつことで、人間は強くなれる
・家族とは、その場所に真の安らぎがあること。そして、そこに暮らす家族のみんなが、その場所こそが心のよりどころになっている
・少しでもロウソクの明かりで周りを照らす。その使命を果たすことが、生きるということ
・お遍路さんが持っている笠には、「同行二人」の文字。ひとりは自分、そしてもうひとりは自分の心の中にいる弘法大師や観音様

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生き方
感想投稿日 : 2020年9月26日
読了日 : 2020年9月26日
本棚登録日 : 2020年9月26日

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