大学一年の三島孝太郎。大学生活は楽しく無かった。
《何か》が足りないから退屈…。
そんな時、高校の先輩・真岐誠吾に誘われアルバイトを始める。
(株)クマー・ネット社会の警備会社…サイバー・パトロールだ。
そんな中、遺体の一部を切り取るという残忍な連続殺人事件が発生し、
その猟奇的な犯行に世間は震撼する。
孝太郎もこの事件を追いかける。
同じ事件を元刑事の都築も注目していた。
都築の住む街では、無人の廃ビルの屋上にある《ガーゴイル》という
オブジェが動くという噂が…。
孝太郎のバイト仲間の森永は、複数の失踪者の行方不明事件を探っていた。
その森永が連絡がとれなくなる…。
物語に流れる重要なテーマが『言葉』
ネット人格は現実の自分と違う…と言う人もいるが
ネットに書き込んだ言葉は、どんな些細な片言隻語でさえ、
発信されると同時に、その人の内部にも残る。つまり〈蓄積する〉
溜まり、積もった言葉の重みはいつかその発信者自身を変えてゆく。
言葉はそういうもの…。
良い言葉を使い、良い言葉を蓄積しようと思った。
内容を知らずに読み始めたこの本
前半はミステリー色が濃く、孝太郎と都築さんが廃ビルに忍び込む位までは、
どーなるの?ハラハラドキドキ
う~ん、さすが宮部さん…。
第三章になり、あれ?読んだ事のある話が…。
『英雄の書』だ…。
ファンタジー色が濃くなり↓↓☆も5つから4つへ
でも、事件はどうなっていくの…。
孝太郎はどうなっちゃうの…。
下巻が楽しみです。
- 感想投稿日 : 2016年2月27日
- 読了日 : 2015年2月14日
- 本棚登録日 : 2016年2月27日
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