f植物園の巣穴 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2012年6月7日発売)
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本棚登録 : 1779
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人間、嫌な経験をするとそれを意識から追い出すことで何とか生きていく、という仕組みになっているみたいだけども、そのやり方が必ずしも最善ではないということだろうな。フロイトの治療過程を思わせた。

同著者の「家守綺譚」のシリーズにも近い和風異界的な「不思議」の描写が多いので、お好きな方はどうぞ。

本作だけでもお話としては成立するが、途中に出てくるちょっとした記述が、続編「椿宿の辺りに」への布石となっているので、そちらもあわせて読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2024年2月11日
読了日 : 2024年1月2日
本棚登録日 : 2024年1月2日

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