文庫版は初めて読む。
「ぞうのたまごやき」は絵本で読んだことあったので、最初は絵が少なくて文字ばかりだと詰まらないと思ったけれど、どんどん話に引き込まれていった。
小さい子が読んでも面白いのだろうけれど、大人が読むと風刺が効いていて面白いと感じる。
子どもっぽい振る舞いをする王さまが仕出かすことだからこそ、逆に物事の良し悪しが浮き彫りになる。
地の文、作者の語り掛けも面白く感じる要素なのだろう。
4話目の「サーカスにはいった王さま」の冒頭でたまご料理がずらずら並べられている文章では読んでそうぞうするだけで、たまごはもういいわ、と思えて来た。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2012/04
- 感想投稿日 : 2012年4月10日
- 読了日 : 2012年4月10日
- 本棚登録日 : 2012年4月10日
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