【夜と霧】 ヴィクトール・E・フランクル
ユダヤ人心理学者のヴィクトール・E・フランクルの収容所生活の体験記。
著者は学者らしい観察眼で、極限におかれた人々の心理状態を分析する。なぜ監督官たちは人間を虫けらのように扱って平気でいられるのか、
被収容者たちはどうやって精神の平衡を保ち、または崩壊させてゆくのか。こうした問いを突きつめてゆくうち、著者の思索は人間存在そのものにまで及ぶ。というよりも、むしろ人間を解き明かすために収容所という舞台を借りているとさえ思えるほど、その洞察は深遠にして哲学的である。
「生きることからなにを期待するかではなく、・・・生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題」というような忘れがたい一節が、新しくみずみずしい日本語となって、随所に光をおびている。本書の読後感は一手記のそれではなく、すぐれた文学や哲学書のものであろう。 (Amazopn商品説明より)
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先に読んだ「神様のカルテ2」の中で紹介されていました。webで検索し、評判が高かったので借りてきましたが、私にはすこし難しすぎました。。哲学的なコトや精神分析的なコトはイマイチよくわかりません。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
V.E.フランクル
- 感想投稿日 : 2012年8月2日
- 読了日 : 2012年8月2日
- 本棚登録日 : 2012年8月2日
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