「グイン・サーガ」に追いつくのをあきらめた頃に読みました(笑)。闇王国の第2王子、ゼフィール王子と草原の勇者、ヴァン・カルスの物語です。舞台は「グイン・サーガ」にかすったような地名が多いので、共通の世界観のもとに作られたシリーズ(だと思う)の印象を持っている作品です。危機に遭ってヴァン・カルスの力を借りなければならなくなった王子は、禁忌の秘密をカルスに漏らして王家を追われ、それを聞いたカルスは王子から離れられなくなり(これはキケンな方向ではない:笑)…と2人は諸国を放浪します。基本的に1話完結。「グイン−」よりも物語がコンパクトにまとまっている印象を受け、読みやすい作品でした。何よりも表紙が王子の肖像でギクッとするほど美しく(本当ですよ)、「ゼフィール(西風)」というミステリアスな名前とともに印象に残っている本です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思い出し書き・マイクラシックス
- 感想投稿日 : 2008年7月17日
- 読了日 : 2008年7月17日
- 本棚登録日 : 2008年7月17日
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