アナログ

  • 新潮社 (2017年9月22日発売)
2.97
  • (21)
  • (78)
  • (150)
  • (73)
  • (28)
本棚登録 : 1167
感想 : 163
1

映画になるというので読んでみたもののまあまあ。

以前、小説創作の合評会に参加していたが、その感じで感想を言うと‥


「小説のテーマはしっかりとしていて作者の書きたいことがちゃんと伝わってきました。ただ捻りがなく単調な話であまり面白みはないです。あと1番気になったのは登場人物の描写です。この作品を書いた北野さんは70歳ですよね?本当、北野さんが若い頃の30代を描かれており、現代の若者と言うには全くリアリティがありません。財津一郎とかキダ・タローとか30歳は知りませんよ。あと、ソープとかストリップも行くことはあるかもしれませんが、日常会話でそんなに出てくることはないでしょう。細かいところで言うと、主人公が友達に連絡するのにいちいち電話しています。あの程度のことは電話じゃなくラインなりですませますよね。デジタル社会の中でのアナログの温かみを強調させたいのであれば、人物描写はもっと力をいれてやってください。若い人ともっと話すとか自らが調べるとか。まあ正直北野さんがそこまで徹底してできるとは思わないので、このテーマで現代の若者を描くのはやめるべきやと私は感じました」

若い子に厳しく指摘されているおじさんやおじいさんが沢山いた。。。 その典型みたいな作品やった。まあ作者がたけしじゃなければ、世にでていないレベルかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月3日
読了日 : 2023年2月17日
本棚登録日 : 2023年2月17日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする