身体の変化は恐怖と不安だ。
鼓動する、
血液が流れる、
消化している身体を感じるコトは出来てもどうするコトも出来ない。
筋肉が、
細胞が、
そう細胞の奴隷でしかない。
ホラーシリーズの吉村作品としては珍しく
誰かを殺したり恨んだりしません。
最終的にめちゃくちゃイイ話で。
ボクシングって、そうかもしれない。
いや、ボクシングだけじゃなくて、ナニカに夢中にナルって、
欠けてるんだろうなぁ。
昨今過去は関係ない、今と未来を見なきゃダメと、
自分を愛さなきゃダメと、
生きてく為にはそこを強調するけどやはり、
過去は拭いきれないし、
だからこそ今があるんだと認めるのも大事だと思う。それは
他人に対しても過去があり今があるのをわかるコト。
そしてこれからがあるというコト。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説でどきどき
- 感想投稿日 : 2012年10月3日
- 読了日 : 2012年9月26日
- 本棚登録日 : 2012年10月3日
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