世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)新装版 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年4月8日発売)
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感想 : 576
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■ Before(本の選定理由)
大学生の頃に読んで以来。しかもaudioブックで大森南朋の朗読らしい。太った娘の祖父を救いに地底にいく場面からの、続き。

■ 気づき
16年前のこの本読んでから、自分も随分変わったように思う。何人かの女の子と寝たし、外苑前と国立競技場の位置関係が分かるし、この本に出てくる小説や曲のタイトルも三割くらい理解できる。

大学生の頃に読んだときは、何かニヒルでハードボイルドな特別な男性の話に感じたが、いま自分が主人公の年齢を越えて読んでみると、少しだけ気持ちが分かるし愛おしく感じる。

■ Todo
この体験はaudioブックならではと思う。
晴れた日が瞼を温めるのを感じながら、外でビールを飲みたい。そろそろ、そんなことが許される季節だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月14日
読了日 : 2023年2月14日
本棚登録日 : 2023年2月14日

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