人生の主人公にならずに二番手で生きようとしてる人が、主人公で描かれている話。
『誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない小説を書きたい』っていう、作家の目標に沿った作品だと思う。
会話文も多く、文章も簡潔で、すごく読みやすい。
実際に起こったら、どうしていいか分からなくなりそうな事ばっかり起こるのに、サラッと通過していくのがすごい。
血縁という、目に見えない繋がりを切ることはできないけれど、距離を置くことはできるっていうセリフは深いな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2016年2月28日
- 読了日 : 2016年2月28日
- 本棚登録日 : 2016年2月28日
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