著者は元小沢一郎私設秘書で現在代議士にして政治資金規正法違反の容疑者である。悪党とは何を指すのかは本書を読んで頂くとして、本の内容は実に面白い。著者は小沢一郎を間近で20年近く見てきたのだ。小沢氏は本当に先を見ることの出来る政治家だ。政権交代前、党首でありながら民主党には政権担当能力が無いと発言、自民党との大連立を画策し猛烈な批判を浴びた。小沢ファンの私でさえ、このタイミングで大連立は無いだろうと思ったものだ。しかし今となってみれば当時大連立で政権を経験しておいたら良かったと全国民が納得できるだろう。また小沢一派を検察が追い続けるわけ(捜査可視化への抵抗)や、天皇に対する想い、外交に対する考え方などマスゴミの虚報と異なる色々な真実を知ることが出来る。「マスコミは日本人の悪いところの典型なんだ。官僚と一緒になって足引っ張っているだけだから。意見を封殺する。」という発言も全くその通りである。やはり小沢さんを総理に出来るようでないと日本の復活はないであろう。全日本人必読の書である。
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- 感想投稿日 : 2015年1月19日
- 読了日 : 2011年8月8日
- 本棚登録日 : 2011年8月8日
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