新たなる金融危機に向かう世界

著者 :
  • 徳間書店 (2010年7月30日発売)
3.46
  • (8)
  • (14)
  • (17)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 165
感想 : 16

9月の民主党代表選で残念ながら著者が望んでいた小沢一郎総理の誕生はならなかった。そして著者の指摘どおり、菅総理はアメリカの言いなりになり、財政再建を第一目標に掲げ米軍基地問題も全てアメリカの思うように方向転換した。さて肝心の今後の世界経済予測であるが、金価格(今は$1,400)の急落とNYダウの急落($6,500)、日経平均は2012年から15,000~20,000円に戻すが、それまでは1万円割れ若しくは7,000円までの下落と見る。ユーロは100円まで行ってから高くなってゆくと見ている。それにしても現在の株式マーケットではロボット取引で超高速取引が行なわれており、今後それらがマーケットの波乱要因になると書かれていた。人間は太刀打ちできるのであろうか。ただし今年の正月に読んだ著者の本では、2010年後半にアメリカは恐慌状態に陥るとなってはいたのだが・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年1月16日
読了日 : 2010年11月30日
本棚登録日 : 2010年11月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする