ベルクソンはあまり読まれていないらしいのだけど、直観について読みたいと思ってました。そのなかでもとくに訳が読みやすそうな本書を選択。
直観とはなにかというあたりを探る哲学(というか科学)が少ないのはなぜかもよくわかってよかった。
『哲学的直観』は1911年の講演をもとにして直観という「仕組み」について主張しているのだけど、なぜ直観は説明できないのかというあたりが中心で先週に読んだ量子力学と同じような内容でちょっと面食らってしまった。言葉で言い表せないのだから量子力学も形而上学に近いのかも。
後半は心身問題の3篇。習慣の変更可能性についての捉え方とか内観法の有効性とかの主張は読んでておもしろい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年7月31日
- 読了日 : 2020年7月31日
- 本棚登録日 : 2020年7月23日
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