シミュレーション仮説という言葉があります。これは、「人類が生活しているこの世界は、すべてシミュレーテッドリアリティ(コンピュータを使った現実と区別が付かないレベルでのシミュレートのこと)であるとする仮説」のことで、まさしく本書の主旨をあらわしており、また、タイトルであるクラインの壷(境界も表裏の区別も持たない曲面の一種)の意味するところでもあります。
SFでは新鮮なネタではないのですが、この種の作品は知的好奇心をくすぐられる感じがしておもしろいですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー/サスペンス
- 感想投稿日 : 2016年11月11日
- 読了日 : 2016年10月1日
- 本棚登録日 : 2016年10月10日
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