白と黒のバイレ 白き、時の流れにのせて (角川ビーンズ文庫 44-17)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年12月1日発売)
3.80
  • (18)
  • (28)
  • (23)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 191
感想 : 29
5

呪いを受け、子供の姿になってしまった王女ブランカは、侍女と護衛の騎士とともに呪いを解く方法を探して旅立った。おつきの騎士セロに想いを寄せてはいるのに、自らの立場からブランカはその想いを口にすることができない。
……のわー!アクション部分は「!」がとても嫌だったのに、恋愛部分がはまりまくった。主人公は、前作に続いてものすごく理性的な女の子。十二歳ぐらいの姿ではあるけれど、常に冷静。前作とは違うのは、思い切りのよさが少し少なくて、静と動なら静。でも、その心の動揺が文章では語られるのがそれが気持ち良いです。お相手の幼馴染でもあるセロがまた、やたらエロエロしい接触の仕方してくるのが楽しい。侍女、もっとがんばれ!(笑)敵はけっこうわかりましたが、もうわかっちゃっていいのか……。なんにしても、次巻が楽しみです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読了
感想投稿日 : 2018年12月21日
読了日 : 2009年11月28日
本棚登録日 : 2018年10月12日

みんなの感想をみる

ツイートする