プリンセスハーツ 大いなる愛をきみに贈ろうの巻 (小学館ルルル文庫 た 1-12)

著者 :
  • 小学館 (2011年12月27日発売)
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本棚登録 : 126
感想 : 24
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シリーズ完結巻。パルメニア、ジルの敵など、様々な謎がほどかれる巻でした。まさかあの人がねえ……けっこうシビアな展開も、このシリーズの魅力です。彼らの親世代の物語も魅力的でした。ただ、私はこのシリーズの一番の魅力はジルの策謀とそれをも超えるルシードの魅力だと思うので、それがちょっと存分には感じられなかったのがちょっと残念でした。シリーズ全体としては、その「一番の魅力」が発揮されていて、しかもラブコメも高殿さんの作品の中では一番面白かった!かといって、政治的な話がてきとーなわけもなく、その点においてもおすすめなシリーズでした。シリーズ完結おめでとうございます。ジルの欲望に乾杯!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読了
感想投稿日 : 2018年10月15日
読了日 : 2011年12月30日
本棚登録日 : 2018年10月12日

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