追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)

  • 評論社 (2008年4月1日発売)
4.27
  • (73)
  • (62)
  • (29)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 515
感想 : 46
5

人類が農業を発明していなくて、まだ狩猟でだけで生計を立てている時代。ワタリガラス族と一緒に暮らしているトラクは、前巻でつけられたある「印」を見つけられてしまい、すべての一族から追放処分を受けてしまう。ウルフだけを道連れにさすらうトラクは、「魂食らい」の罠にはまっていく……。
タイトルから、ええー、と思っていたのだが、もっとええー!な展開。レンの秘密に至っては、あんぐり口をあけるしか……そんな前フリあったのか……これこどもが読んだらトラウマになりそうな話だなあ……。だんだん狂っていってしまうトラクはふびんだけれど、まあ、これも他人を信じられなかったゆえの必然なのかなあ……にしてもあまりにもひどい。今回はウルフ視点も大活躍で、しかも嫉妬してくれちゃったりしてもう萌えです(笑)。楽しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読了
感想投稿日 : 2019年1月5日
読了日 : 2009年3月17日
本棚登録日 : 2018年10月12日

みんなの感想をみる

ツイートする