突拍子もない言動で依頼人を振り回す一癖も二癖もある美少年たちの活躍を描いた、青春サスペンスコメディ。『有閑倶楽部』とか『花より男子』とか、少女漫画を小説にしたらきっとこんな感じ。
デビュー前に編集者から「少女漫画を読め」と助言されてそれを実践し、糧にした過去を吐き出したらこうなったような、漫画で読みたいくらい、とにかく少女漫画テイストに溢れている。
畳み掛けるような驚きと笑いと急展開の連続で、短いながらもライトで読み易い。ちなみに一番驚かされたのは本編よりも250頁の所。依頼人と一緒に「ええ!?」と大声を出してしまうくらい驚いた。
ライトノベル方面での西尾維新初心者向けかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本:西尾維新
- 感想投稿日 : 2015年10月31日
- 読了日 : 2015年10月31日
- 本棚登録日 : 2015年10月31日
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