脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

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  • 幻冬舎 (2014年1月30日発売)
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脳を持つ生物はみな薬物中毒!
脳はモルヒネの6.5倍の効力を持つ興奮物質を自ら分泌する!
依存症の原因は脳から分泌される物質!

 人の心、人の精神は脳から分泌される物質に支配されている。ということは、脳内麻薬、ホルモンを理解すれば人生をハッピーに過ごすことができるかも。脳内麻薬の基本から脳に作用する薬物、依存症から幸福感を管理する報酬系まで、生物を虜にする「快楽」の話をわかりやすく解説。
 本書での解説はありませんが、宗教やカルトにハマる要因の一つに脳内麻薬の作用があります。だから論理的に説得しようとしても、その快楽に依存している内は、当人は説得に耳を貸す気になりません。すべきは依存症の治療と同じように、その環境から引き離して隔離すること。そうして長期にわたって離脱するのを待つことです。
 またそれは、脳内麻薬の作用を利用して相手を自身に依存するようにすれば、相手を自由に操れる、とも言えます。
 詰まるところ、人を操ったり人に操られたりしないようにするには、脳内麻薬について学ぶことも手段の一つと言えるでしょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本#460:生物学
感想投稿日 : 2022年7月23日
読了日 : 2022年7月23日
本棚登録日 : 2022年7月23日

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