薬丸岳さん、デビュー10周年記念作品。
あの「天使のナイフ」から、もう10年が経つんですね。
とても期待して読んだのですが…
うーん…
すっきりしない読後感…。
犯人の動機が、なんともやりきれない…。
別の手段はなかったのか、とか、
身代金受け渡しのやりとりにも、少し疲れました。
薬丸さんは、こういうエンタメ系のものよりも、
あの魂を揺さぶられるような作品の方が好みです。
大切な何かを守るためには、間違っているとわかっていても、
時に手を汚さざる負えないなんて。
なんか苦しくなります。
結果として、信念を貫いた真志が報われて、
梓ちゃんの夢がかなえられることが唯一の救いかな。。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
や行
- 感想投稿日 : 2015年9月17日
- 読了日 : 2015年9月15日
- 本棚登録日 : 2015年9月9日
みんなの感想をみる